【スペシャル対談第一弾】IT活用による事業拡大について(1)

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この度は株式会社フェリクシード代表 深澤貴絵さんを本社まで招き、
弊社株式会社KlaxonBooBoo代表 岩本千晶とIT活用による事業拡大について、対談させていただきました。

株式会社KlaxonBooBoo 代表 岩本千晶(以下、岩本)
株式会社フェリクシード 代表 深澤貴絵さん(以下、深澤)


結婚出産子育てでブランクがあっても経営者になれる。1つ目のスイッチが入ったきっかけ。


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千晶さんは主婦希望で当初本当に働いたことないって仰っていましたよね?
スイッチが入っちゃったの。
そのスイッチが入ったのはいつですか?
KBT-GROUPを主人(株式会社Magical Land 岩本敦詞社長)と始めて2年弱だと思う。まだFC加盟店が20店舗未満のころ。
FCが20店舗未満、なるほど。私と出会ったのもたぶんFCが29とか、それくらいだったと思うんですよ。
深澤社長に出会う少し前だね。出会ったときには完全オンでした。(笑)
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でしたね。携帯3台並べて、4台並べてっていう。何が千晶さんをそこまでさせたんですかね?
これは正直、主人(株式会社Magical Land 岩本敦詞社長)からの一言。
こんなに一生懸命手伝っているのに!っていう気持ちを伝えたら、手伝ってるつもりだったらやる必要ない。おまえも経営者だろう?って言われて、あっそういう感覚になっていいの?と思って積極的に経営に参画するようになりました。
でも大事ですね。
本当にそれがきっかけ。

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それは何歳のときですか?
26で結婚したので、27、8歳ころ。
子育てもしつつというときに?
仕事までのブランク8年くらいかな。
ブランクについては弊社のスタッフにも千晶さんのキャリアを一度見てもらいたいですね。きっと励みになると思います。ブランクがあってもここまでやっていけるというか、そこが世の中の女性も、千晶さんを見たら千晶さんみたいになりたいって思う人……働きたいけどどう復活していいかわからない人は悩んでいるのだと思います。
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本当にみんなが環境を提供してくれて、材料を与えてくれたからそれをやり抜きたいって思っていただけ。
千晶さんいつも仰っていますよね!0から1じゃなくて、0から1になったものを、1から5、5から10にするのが得意って。
そして、今までアナログだったものを簡素化しない。パソコンにしかできないことがあり、人にできることでパソコンにできないことなんだと思う?ということを深澤社長に聞かれたことを今でも覚えています。
そうでしたね。


深澤社長に押していただいた2つ目のスイッチとは


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コミュニケーションをとることは人しかできませんよ、って言われたのもこれまたスイッチが入って、人と会うこともいろいろ吸収できて大事な時間なんだな。その自分の時間をつくるために事務員さんを入れて、お金をかけて自分の時間を買いましょう、というふうにスイッチを入れてくれたのが深澤社長です。
それは言いましたけど、それがスイッチだとは思わなかったです。(笑)
2つ目のスイッチ。今までは自分でやらないと気がすまない性格だから、人に任せられないから全部自分でやってました。でも、4、5年前に体調を崩して点滴を打ちに行ったじゃない? たぶんその後にそのセリフ言われたんだと思う。
いや、私ももう見てられなかったというか、私が千晶さんのそばにいることはできませんでしたが、でも、私が千晶さんのところで働いていたら、これはもっとIT化するべきとか、そういう提案を千晶さんにするなと思ったので、その当時は受け入れてもらえなかった笑い話のチャットワークも、すごく言い続けてて良かったなあと(笑)。
2年かかったけどね。(笑)
でも、そういう時期だったと思うんですよ。

ChatworkによるIT活用


いきなりチャットワークの人っていうのも少なくて、やはり、千晶さんはLINEとfacebookを使いこなして、それでは足りないレベルになって、初めてチャットワークになった。この流れが全て順調というか。売上的にも配車的にもLINEで済んでしまうレベルだということだと思うので、会社の規模的にもうこれ以上いれないと、というところでチャットを入れていただいたというのはベストなタイミングであったと思います。

chatwork_hzCharWork(チャットワーク)とは=ビジネスが加速するクラウド会議室。
チャットワークは、業務の効率化と会社の成長を目的とした、メール・電話・会議に代わるコミュニケーションツールです。
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また私ね、きっと新しいもの好きなんだと思う。
千晶さん、人一倍勉強熱心です。エクセルも本を自分で覚えたりとか。
違うのよ。当時自分たち夫婦で始めたから、教えてくれる人がいないの。3秒で理解できるパソコン術みたいな本を、当時借金1億なので、それを680円で買ったわけ。それでエクセルとワード覚えたの。だけど、本当にこういうことできたら便利だな、と思うとシステム会社の谷川さんが現れ……。なんでこんな運送という男社会で女1人こんな……と思ったら谷川さんが深澤社長を紹介してくれました。

そうでしたね。私、谷川さんの紹介でしたね。
うちも登記して1年くらい経って、ホームページ必要だよねって相談して、そのとき、このトラックシステムを作っていた会社から、私たちはシステム開発の知識はありますが、デザインの能力はゼロですと言われて、10万円の静止画、1枚のホームページでスタート。これで新規のお客さん獲得できますか?と聞いたら、僕にはそのデザインセンスはゼロです。信頼できるいい方をご紹介しますといったら、深澤貴絵登場。それで忘れもせぬ、深澤社長、気持ちいい人って言ったことを覚えています。 (笑)。

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思い出しました(笑)。私も久しぶりにお客様に【気持ちいい】って言われました。
今まで、男社会に営業に来るのって20代半ばの見た目いい、そこそこ、ちょっと小奇麗にしている女性が派遣され、男社長にお金を落とさせるっていう営業がいっぱい出てきて、その後に深澤社長がポーンと来たから、この子見た目いいのに賢いのに、なんで女を売ってないのにっていう衝撃。
思いの外おっさんっぽかったという(笑)。
男前でしたね。

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それくらいのレベルでしたよね。でも、私もそうやってやってきてたかもしれませんね。あんまり逆の取材って受けたことないですけど、女を出すとか男を出すとか、あんまり考えたことがなくて、逆に男社会でずっといたんですけど、おまえ女売ってものを売ってるんだろう?と言われたことがありまして、昔。逆に。いやいやいや、売ってないけど、すごく残念な人たちがいっぱいいるなと思いました。そういうのを見てきていたので、なんか人間勝負したかったというか、20歳でしたが、当時そのときの上司は、みんな30、40代で、人間的により成長した人になりたいと思ったことは覚えていますね。
だから千晶も、深澤社長というビジネスパートナーと出会って早5年? 何年かわからないくらいだけど、女性でここまでやっているのだったら、私もいけるかも?と思ったのも事実ある。
私もまだまだですが、でも、そうやって思っていただけるのは素直に嬉しいです。千晶さんが仰っていたのが全てで、やってる人が少ないんですよ。やればいいのにって思うけど、でもそれは私も環境に恵まれてるからっていうところがあるので、やっぱり一概には言えない。その環境がない方にとっては、あなたは環境があるからできるでしょう?って言われてしまえばそうなんですよ。
つくってきただろうな。

というのもあります。そのためには理解のある家族が必要でした。少し帰りが遅くても文句を言われない、私は仕事をとりたかったので、理解のある人を探し続けよう。きっといるはずだ、と思って探し続けたのはありましたね。ぱっと見つけたので、ぱっと嫁に行ったというのもあるんですけど。(笑)だから、やっぱりやりたいですよ。次は出産をして、お腹が大きくても、生まれても、多少ペースは下がっても経営者としてはあり続けたいというか、意外と淡々とやっているようで、やっている人が私の周りにも少ないもので。やはりそういう背中をスタッフに見せて、やってる人がいるっていうことは、なんとかなるんだ。というイメージを作りたいです。
わかるわかる。

あるじゃないですか、そういうの。圧倒的に世の中そんなことないわけで。そういう先頭には立っていきたいなというか……(笑)。でもそういうふうに千晶さんが思ってくれてたというのはありがたいですね。だから今があるというか。でも言ってましたね。千晶さんのこの忙しさをなんとかしませんか?っていう。でも、それなりに形になりましたね。FC管理システムや、ドライバー管理システム、組織図を手書きして、これをいつか千晶さん、私がボタン1つでできるようにしますよって言ってたのが、できましたときは嬉しかったです。ここまで来るのにいろいろありましたけど。
でも、波に乗ったらここまでトントン拍子で来たよね。
来ましたね。
実際動き出したのも1年くらいかな?だよね。なんでもっと早くできなかったんだろうな。時間がなかったんだよね?言い訳だけど。
言い訳っていうか、私思うんですよ。時期やタイミングがあって、コップ1杯の水が千晶さんはこれくらいだったんですよ、会ったときは。でもそれが、2人でどんどん谷川さんとか力を合わせてやることで、いっぱいになったんです。たぶん。今こぼれてるから、FCの皆さんにも、数が証明していると思います。構築段階からFCってつくってきてるんですけど、本当に駄目だと思ったらこんなに加盟しないと思います。FCオーナーの期待に対して応えようとしている岩本社長と千晶さん。それが見えるからみんなついてくると思います。
岩本社長がやりたいと言ったことを形にする人がやっぱり必要なんだなと思っていて、映像とか活用すると、世の中にKBT-GROUPを露出することができますし、また新しい見せ方ができるようになります。

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【→続きは来月更新!乞うご期待ください!】


2016-10-31 スペシャル対談